平成24年度一般会計予算の編成状況
予算編成作業は10月の予算編成方針策定から始まり、11月~2月の約3カ月半の査定作業を経て予算案として取りまとめられます。査定作業とは、翌年度の歳入見込みを勘案しつつ、各課から提出された当初予算見積書に計上されている事業の内容・見積額を精査し、実施事業を決定していくもので、この間、財政課長、総務部長、市長、と段階を経て繰り返し検討が重ねられていきます。限られた歳入見込みの中で進められていくため、不採択となる事業や縮小される事業も数多くあり、したがって各課から要求された事業費は段階的に推移していきます。 各課からの要求が査定を経て、どのように予算案になっていくかを、予算要求段階、中間調整段階(総務部長査定)および最終調整段階(市長査定)の3段階で公表いたします。
公表段階
第1回公表(各課予算要求段階) 平成24年1月23日
平成24年度一般会計の予算要求額は、人件費・公債費など義務的経費を含めた経常的経費と建設事業などの政策的経費を合わせて、約234億3千万円となりました。障害福祉関係経費やごみ処理施設などの修繕費が増加しているものの投資的経費の減少に加えて子ども手当や人件費が減少したことなどにより、当初予算ベースで前年比約2%減の要求となっています。
第2回公表(中間調整段階) 平成24年2月17日
平成24年度一般会計予算編成は、総務部長査定が終了し、中間調整額が集計できました。事業内容の見直しや見積もり経費の精査による減額、優先順位の低い事業の見送りなどにより、中間集計額は要求段階より約10億円減の224億2千万円となっています。なお、多額の費用を伴う建設工事や、額の多少にかかわらず政策的判断を要する事業については、市長査定項目としていますので、中間調整段階ではゼロ査定としています(予算がついていません)。
第3回公表(最終調整段階) 平成24年3月2日
市長査定を経て3カ月半にも及ぶ予算編成が終了いたしました。市長査定では、市長が政策的判断を中心に予算編成についての最終判断を行い、その結果、平成24年度天理市一般会計予算案は総額227億8千万円となりました。前年度当初予算との比較で、10億8百万円の減(△4.2%)となっています。今後、予算案は3月市議会で審議され、議会の議決を経て、平成24年度当初予算が確定します。
目的別の歳出予算
区分(款)円 | 平成24年度 各課要求額 | 中間調整額 (総務部長査定後) | 最終調整額 (市長査定後) | 前年度 当初予算額 | 対前年度 当初予算比(%) |
---|---|---|---|---|---|
議会費 | 283,141千円 | 248,348千円 | 248,348千円 | 294,983千円 | -15.81% |
総務費 | 999,170千円 | 1,182,272千円 | 1,207,304千円 | 1,079,131千円 | 11.88% |
民生費 | 7,675,475千円 | 7,447,798千円 | 7,438,376千円 | 7,746,098千円 | -3.97% |
衛生費 | 1,323,651千円 | 1,087,177千円 | 1,149,380千円 | 1,164,929千円 | -1.33% |
労働費 | 14,552千円 | 14,552千円 | 14,552千円 | 14,812千円 | -1.76% |
農林費 | 182,001千円 | 153,171千円 | 160,971千円 | 133,337千円 | 20.72% |
商工費 | 171,272千円 | 104,479千円 | 166,505千円 | 84,561千円 | 96.91% |
土木費 | 2,798,250千円 | 2,429,372千円 | 2,582,165千円 | 3,180,088千円 | -18.80% |
消防費 | 839,324千円 | 840,644千円 | 832,634千円 | 861,727千円 | 0.00% |
教育費 | 1,307,912千円 | 1,000,950千円 | 1,109,157千円 | 1,175,096千円 | -5.61% |
災害復旧費 | 3,375千円 | 4,301千円 | 4,301千円 | 4,421千円 | -2.71% |
公債費 | 2,394,023千円 | 2,394,023千円 | 2,394,476千円 | 2,384,318千円 | 0.43% |
諸支出金 | 17,331千円 | 17,331千円 | 18,369千円 | 17,365千円 | 5.78% |
予備費 | 10,000千円 | 10,000千円 | 10,000千円 | 10,000千円 | 0.00% |
職員人件費 | 5,407,070千円 | 5,485,992千円 | 5,443,462千円 | 5,637,134千円 | -3.44% |
合計 | 23,426,547千円 | 22,420,410千円 | 22,780,000千円 | 23,788,000千円 | -4.24% |
下記のリンクをクリックしていただくと査定内容(主な増減理由)に切り替わります。 職員人件費は一括して計上していますが、予算案では目的(款)別に配賦され、事業費と合算されます。
更新日:2021年03月05日