天理市・JICA関西・天理大学連携に関する覚書を締結
天理市・JICA関西・天理大学は、11月7日(月曜日)、開発途上国での国際協力の推進と国際協力に資する人材の育成を目的として、三者間で連携に関する覚書を締結しました。
連携の概要と今後の活動
本市は、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、エジプト柔道チームのホストタウンとなり、コロナ前には2回の事前キャンプを受け入れたものの、感染対策のため直前キャンプは実施できず、映像や寄せ書きでの応援となりました。しかし、その後もエジプト青年スポーツ大臣とのオンライン会議などの交流を継続し、天理大学とも連携しスポーツを通じたまちづくりに取り組んでいます。
JICA関西とは、天理駅南団体待合所において展示会や報告会を開催し、子どもたちへの開発教育を実施してきました。
また天理大学では、学生の国際性を高めるべく、海外の約50の大学と協定を結ぶなど国際協力人材の育成に力を入れておられ、多くの卒業生がJICA海外協力隊として派遣されてきた実績があります。
このような背景を踏まえて、JICA関西・天理市・天理大学との間で連携協力を進めていくことになりました。
主な内容は以下の通りです。
- 市民・学生を対象とした国際協力に関するセミナー・授業等の実施
- JICAの事業と連携した教育・研究活動の実施
- JICAの研修事業の実施
- 天理市職員、天理大学の教職員及び学生のJICAの事業への参加
今後の具体的な連携活動のひとつとして、エジプト政府からの要請に基づき、同国柔道ナショナルチーム強化のため、天理大学柔道部の学生・卒業生がJICA海外協力隊 としてエジプトに派遣されます。
エジプトにおける柔道技術の向上、大学による国際協力活動拡大とグローバルな人材の育成、派遣された隊員による国際交流の授業など本市で学ぶ子どもたちや市民の皆様の学びへの貢献を目指します。
更新日:2023年02月09日