奈良県立大学との連携
奈良県立大学と包括的な連携協定を締結しました。
平成27年5月15日(金曜日)、地域観光振興や地域の魅力づくりを相互に協力し、将来的に発展させていくため、奈良県立大学と包括的連携に関する協定を締結しました。
(1)締結に至る背景
人口の急激な減少と高齢化を背景として、多様化・高度化する市民ニーズや地域課題に対応し、地域性を活かした賑わいのある住みよいまちづくりを進めるためには、専門的知見を有する大学研究機関と連携し、事業の立案・実施・評価・改善を実施することで、地域の実情に合わせた魅力ある街づくりを進めることが重要かつ必要です。
(2)協定の目的
この協定は、市と大学が包括的な連携のもと、地域の課題に適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的とするとしています。
奈良県立大学は、「地域や観光に関する教育・研究を通じて、地域づくりに貢献できる優れた人材を育成するとともに、研究活動の成果を地域に還元し、さらに開かれた大学として民産官学の連携の場を提供することによって、人と社会の未来を創ること」を教育研究目的とされており、協力・連携することでより地域のニーズに沿った施策展開が可能となります。
また、本市の有する自然や歴史・文化等の優れた地域資源は、学生が地域や観光を学ぶための良き学習材料であり、連携して事業を実施することでより実践的な教育・人材育成環境を提供することができます。
(3)今後の展開
連携事業の実施にあたっては、奈良県立大学地域交流センター地域交流室と天理市市長公室総合政策課が相互の窓口となり、新たな連携事業の開始に向けて調整を行います。
平成27年度調整予定の連携事業
1.南部地区街づくり協議会によるプロジェクトの協働実施
本市南部地区の魅力を活かした「新しい楽しみ方」の提案を連携により実施します。 学生によるフィールドワークや地元交流、内容検討により、若者目線によるこれまでになかった地域の魅力創出を図ります。
2.天理市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定への協力
奈良県立大学に対して、天理市が策定を進めている「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への人的・知的支援を要請します。今回の協定締結に先駆け、「地方創生アドバイザー」に高津融男准教授が就任されています。
3.相互出前講座
市職員が施策や地方公務員としての経験・考えを話す機会を作ることで、天理市のPRはもちろん、学生がより実践的な「行政」を知るきっかけを創出します。
奈良県立大学が研究・蓄積されている成果を、講座として市民及び市職員に提供していただくことで、様々な知見に触れる機会を広く創出していきます。
4.その他
今後、連携することでより良い成果を得られる事業を各課で精査し、とりまとめのうえ協議を行います。
更新日:2021年03月26日