令和5年度 先輩職員からのメッセージ(イチカ・イチカプラス事業)
天理市では、令和4年8月よりデジタル地域通貨「ichica(イチカ)」がスタートし、同年12月からはイチカによる地元消費の一部が、地域の子育て支援などの支え合い活動に還元される取組み「イチカプラス」も行っています。
今回はイチカ・イチカプラス事業に携わっている職員に話を聞きました。
※「イチカ」事業についての詳細はこちら
※「イチカプラス」事業についての詳細はこちら
イチカ・イチカプラス事業について、どのような取組みをしているのかを教えてください
天理市のデジタル地域通貨「イチカ」の担当として、加盟店の募集、市民へのお知らせなどを行いました。事業開始後は、対象者にイチカポイントを配布したり、ウォーキングなど健康増進活動に参加された方にイチカを付与しました。
さらに昨年12月からは、イチカを使った新しい支え合い「イチカプラス」も始まりました。これは、イチカプラス参加店でイチカを使って買い物や食事をすると、参加店からその売上の一部がこども食堂など地域の支え合い団体に寄附されるという仕組みで、イチカによる日常の消費活動が地域の支援・応援につながるという地元に密着した地域通貨ならではの取組みとなっています。
イチカ・イチカプラス事業に取組む中で嬉しかったことや、やりがいを感じたことを教えてください
嬉しかったことは、加盟店の方から、「イチカをきっかけに店舗に来られるお客さんが増えた」という声をいただいたことです。
市民の方からも、「新しい天理のお店を知ることができてよかった」や、「これまでスマホを使った決済は難しそうと思っていたが、説明を聞いて、思ったより簡単に感じた」という声をいただきました。
また、イチカプラスでは、地元のみなさんと協働して活動できることにやりがいを感じています。
地域で活動する団体を地元のみなさんとともに支え合い、応援していく。地域通貨の特徴を活かしたこの取組みは、地元のみなさんが参加店でイチカを利用して初めて機能するものであり、行政の力だけでは実現できません。
寄附を受け取る団体からだけでなく、寄附をする参加店からは「支援活動に尽力されている団体をより身近に感じるようになった」、地元のみなさんからも「イチカで普段の買い物をするだけで、地域の応援につながるのが嬉しく、これからも続けていきたい」と、嬉しい声も届いています。
天理市で働くことの魅力について教えてください!
市役所は住民にとって一番身近で生活に関係した行政です。それゆえに自分が関わった業務が生活にどのように影響し、住民がどう感じているのかをダイレクトに聞き、感じ取ることができます。
さらに、私が携わっているイチカ・イチカプラス事業のように、住民や事業者、地域の支え合い団体それぞれに一職員として関わることができ、地元全体で天理市を盛り上げる経験ができる事業もあります。
住民や事業者など、色々な方と関係し、つながりながら紡いでいく、生活に一番つながった魅力ある仕事。そんな天理市役所でみなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
更新日:2023年07月10日