「虫送り体験の会」を開催しました
伝統文化に触れる貴重な体験!
6月16日、ふるさと運動実行委員会による「山田町虫送り体験の会」が開催され、市内在住の大人12名、子ども21名が参加しました。 「虫送り」は、太鼓を打ち鳴らしながら、たいまつを持って歩き、水田から害虫を追い出して豊作を願う民俗行事です。 現在、天理市では山田町でのみ行われており、市の無形民俗文化財にも指定されています。 毎年、ふるさと運動実行委員会では、市内の子どもたちのふるさと体験の場として、「虫送り体験の会」を開催しています。 今年は、上山田地区に参加させていただき、地元の方々やこの虫送りの体験を県内外から来られた方々と一緒に、上山田の自然の中を歩きました。 子どもたちは、火の勢いに驚きながらも、自分の身長よりも長いたいまつを一生懸命持ち、田んぼのあぜ道を皆んなで楽しく歩きました。 今年は天候にも恵まれ、夕暮れの中、田植えを終えた田んぼの水面に、一列に並んだ炎が映る幻想的な光景が広がっていました。 体験の会の最後には、ふるさと運動実行委員会で作った、朴葉の香りに包まれた「ほがし葉弁当」のお土産を喜んで持って帰られました。
更新日:2021年03月05日