麻しん(はしか)が流行しています!!
新型コロナウイルス流行下にて制限されていた、国内外の人の往来が活発になりつつあります。海外では麻しん患者が多く報告されている地域があり、麻しんウイルスの流入・感染の拡大が懸念されています。国内でも麻しんの発生が報告されています。
麻しんウイルスの感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が麻しん患者と接触した場合、ほぼ100%発症すると言われています。
麻しんの症状は、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
麻しんの対策にはワクチン(予防接種)が有効です!
麻しんの感染経路は、飛沫感染・接触感染だけでなく、空気感染もあるため、手洗い・マスクのみで予防はできません。麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。
まだ予防接種を受けていないお子さまは早急に、接種をお願いいたします。
気になる症状はありませんか?
麻しんの潜伏期間は、おおむね10~12日です。 次の要件に該当し、麻しんを疑う場合は、事前に医療機関に電話し、麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従ってください。 事前連絡をせずに直接医療機関を受診することは絶対にしないようにしましょう。
「麻しんの疑い」があるのは次の場合です。
症状(発熱、せき、鼻水、眼球結膜の充血、発疹等)があり、 1 麻しん患者と接触していた場合 2 麻しん流行国(特にアジアの国々)へ最近の渡航歴がある場合
更新日:2023年06月22日