熱中症を防ぐために
熱中症警戒アラートを活用しましょう。
熱中症は気温だけでなく温度や照り返し、ご自身の体調や行動などが関係してます。熱中症予防の指標「暑さ指数」を確認しましょう。「熱中症警戒アラート」は特に暑くなると予測された場合は発表されます。熱中症警戒アラートが発表されたら、積極的に「危険な暑さを避ける」行動を取りましょう。
熱中症の発生は7~9月がピークになります。熱中症を正しく理解し、予防に努めてください。
- 熱中症は、適切な予防をすれば防ぐことができます。
- 熱中症になった場合も、適切な応急処置により救命することができます。
- 一人ひとりが、熱中症予防の正しい知識をもち、自分の体調の変化に気をつけるとともに、周囲の人にも気を配り、予防を呼びかけ合って、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症とは
- 高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かないことにより、体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには 吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障害などが起こります。
- 気温が高い、湿度が高いなどの環境条件と、体調が良くない、暑さに体がまだ慣れていないなどの個人の体調による影響とが重なることにより、熱中症の発生が高まります。
急に暑くなった日は特に注意!
- 屋外で活動しているときだけでなく、室内で特に何もしていなくても熱中症を発症し、救急搬送されたり、死亡する事例が報告されています。
室内にいるときも注意が必要!
熱中症の予防方法
熱中症の予防には「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です!
水分・塩分補給
- こまめな水分・塩分の補給
特に高齢者、障害児・障害者の場合、のどの渇きを感じなくても、こまめな水分補給をしましょう
熱中症になりにくい室内環境
- 扇風機やエアコンを使った温度調整
エアコンを使わずに我慢していると熱中症につながる恐れがあります!
- 室温が上がりにくい環境の確保
こまめな換気、遮光カーテン、すだれ、打ち水など
- こまめな室温確認、WBGT値の把握
注釈:WBGT値 気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さ指数で、熱中症予防のために運動や作業の強度に応じた基準値が定められています。
環境省熱中症予防情報サイトで、観測値(全国で8地点)と予想値(全国各地)を閲覧できます。
体調に合わせた対策
- こまめな体温測定
特に体温調節機能が十分でない高齢者、障害児・障害者、子ども - 通気性の良い、吸湿・速乾の衣服着用
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどによる体の冷却
外出時の注意
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、こまめな休憩
- 通気性の良い、吸湿・速乾の衣服着用
- 天気の良い日は昼下がりの外出はできるだけ控える
熱中症予防カード
熱中症予防情報サイトにて紹介されている【熱中症予防カード】を活用しましょう。
熱中症について情報提供しているホームページのリンクをページ下部にまとめていますので、そちらもご覧ください
熱中症の症状と処置
熱中症を疑われる人を見かけたら
○涼しい場所へ避難させる
○衣服を脱がせ、身体を冷やす
○水分・塩分を補給する
自力で水を飲めない、意識がない場合は、直ちに救急隊を要請しましょう!
注意していただきたいこと・お願いしたいこと
暑さの感じ方は人によって異なる
- 人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して、暑さに対する抵抗力(感受性)は個人によって異なります。
- 自分の体調の変化に気をつけ、暑さの抵抗力に合わせて、万全の予防を心がけましょう。
高齢の方は特に注意!
- 熱中症患者のおよそ半数は高齢者(65歳以上)です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調節機能も低下しています。
- のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給をしたり、暑さを感じなくても扇風機やエアコンを使って温度調整をするように心がけましょう。
まわりが協力して、熱中症予防を呼びかけ合うこと!
- 一人ひとりが周囲の人に気を配り、熱中症の予防を呼びかけ合うことで、発生を防ぐことができます。
- 特に、熱中症への注意が必要な高齢者、障害児・障害者や子どもについては、周囲が協力して注意深く見守るようにしましょう。
節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないように!
- 夏期の電力不足に対して節電の取り組みが求められていますが、節電を意識しすぎるあまり、健康を害することのないようご注意ください。
- 気温や湿度の高い日には、決して無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使用するようにしましょう。
熱中症情報に関するホームページ
気象庁 熱中症から身を守るために (気象情報を確認できます)
更新日:2024年05月21日