自殺対策
日本の自殺者数は、平成10年に3万人台に急増し、平成22年より減少してきましたが、未だ2万人を超える深刻な状況が続いています。
自殺は様々な複数の要因が関係し、また、その多くが防ぐことのできる社会的要因が背景にあることから社会全体で取り組む必要があります。
知ってほしい自殺の基本認識
1. 自殺とは追い込まれた末の死
自殺は個人の意思や選択と思われがちですが、うつや過労など個人的な健康問題だけでなく、倒産や失業、借金などの経済的問題や生活困窮、家庭問題、学校や職場問題など様々な社会的要因が複雑に関係し、その多くが追い込まれた末の死と言われています。
2. 防ぐことができる自殺がある
うつ病などの精神疾患の適切な治療や、相談体制の整備などの社会的取り組みで防ぐことができる自殺もあります。
3. 自殺を考えている人は、悩みを抱えながらもサインを発している
死にたいと考えている人も、生きたいという気持ちの間で心の中は激しく揺れ動いており、眠れないとか体調不良などのサインを発しています。身近な人でもサインに気づきにくいことがありますので、周りの人が気づいて自殺予防につなげていくことも重要です。
ゲートキーパー養成講習
ゲートキーパーとは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、いわばいのちの門番とも位置付けられる人のことです。
天理市では平成29年度より養成講習を実施しています。今年度は令和6年2月ごろに養成講習を実施予定です。日時が決定次第ホームページ等でお知らせいたします。関心のある方はぜひ健康推進課へお気軽にお問い合わせください。電話63-9276
毎年9月10日~16日は、自殺予防週間です。
毎年3月は自殺対策強化月間です。
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更新日:2023年09月29日