施設建設による問題点
今回の許可によって、産業廃棄物埋立最終処分場が操業した場合の主な問題点は、次のとおりです。
- 安定5品目として大量に搬入される廃棄物に対し、有害物の付着混入まで検査することは、物理的に不可能である。
- 条件となった遮水シートについては、シートの強度、耐用年数に疑問が残る。埋立物の突起やシートの劣化によってシートが破断すれば、土壌や地下水に直接、有害物質などが浸透する危険がある。
- 廃棄物の埋め立てを終了し、処分場が廃止された後、年月が経過してから発生しがちな水質や土壌の環境汚染に対する管理責任が極めて曖昧であり、地元に大きな負担が残ってくる。
更新日:2021年03月05日