クビアカツヤカミキリにご注意ください
奈良県内において、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害が確認されています。
クビアカツヤカミキリは主に、サクラ、ウメ、モモなどのバラ科樹木の内部を食い荒らすことで、樹木を枯らしてしまう危険があります。
県内で確認されたのは数年前ですが、ここ最近、被害が急速に拡大し続けています。これ以上被害を拡大させないために、見かけられた場合は
駆除
と
情報提供
をよろしくお願いします。
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリは特徴として、
・体長(成虫) 2.5~4センチメートル
・外見 全体に光沢のある黒色で、胸部が赤くなっている
・生態(成虫) 活動期は5月末~8月末で、サクラ、ウメ、モモ等バラ科の樹木に主に産卵する
・生態(幼虫) 樹木内部で孵化して内部を食い荒らし、被害樹木からは「フラス」(幼虫の糞と木屑が混ざったもの)が大量に排出される(主に4月末~10月末)
といったものが挙げられます。
クビアカツヤカミキリは平成30年1月に特定外来生物に指定され、飼育・販売・野に放つといった行為は外来生物法により罰せられます。 奈良県下では令和元年6月に初めて被害が確認され、県並びに各市町村で注意を行っています。
クビアカツヤカミキリを発見したら
クビアカツヤカミキリを発見した場合、発見した日時、場所、詳しい状況等の情報を以下までご連絡ください。 可能であれば写真を記録してください。
奈良県 景観・自然環境課(0742-27-8757)
連絡後は、以下のように対処を行ってください。
・成虫であれば、その場で捕殺してください。
・フラスがあれば、樹幹部の脱出孔に薬剤を注入する必要があります。上記連絡先への情報提供の際、指示を仰いでください。場合によっては、被害樹木を伐倒する必要があります。
(↑の画像であれば、中央の穴が、クビアカツヤカミキリの脱出孔です)
更新日:2022年07月29日