光化学スモッグに関する情報について
光化学スモッグは、日差しが強く、気温が高くて風が弱い日に特に発生しやすいといわれています。
自動車や工場から排出される窒素酸化物や炭化水素は、太陽からの強い紫外線によって光化学オキシダント(光化学スモッグの原因となる)に変化します。
天理市では、光化学スモッグによる健康被害を未然に防ぐため、奈良県から光化学スモッグ情報が発令されれば、消防署、公民館などの関係機関に連絡するとともに、子どもたちへの被害を防ぐため、学校、幼稚園、保育園などにも連絡します。また、多量の排出ガスを発生する事業所には、排出ガスの削減をお願いしています。
光化学スモッグに関する対策等について
注意報などが発令されたときは、屋外での運動は中止し、なるべく屋内に入りましょう。気管支ぜん息の既往症のある方、乳幼児、高齢者、病弱な方などは、健康な成人よりも影響を受けるおそれがあるので注意しましょう。目がチカチカしたり、のどに刺激を感じたときには、屋内に入り、洗眼やうがいをしてください。症状がひどいときは医療機関を受診してください。
光化学スモッグ情報は、インターネットで調べることもできます。全国の測定局から送られてくる光化学オキシダント濃度のデータを、環境省ホームページで1時間ごとに更新しています。
また、奈良県ホームページ「奈良県大気環境常時監視システム」においても、光化学スモッグ予報・注意報等の情報を確認することができます。
光化学スモッグ広報の発令基準
広報区分 | 発令基準 |
予報 | 測定点におけるオキシダント濃度の1時間平均値が、0.08ppm以上になり、気象条件からみてその濃度が悪化する恐れがあると認められるとき。 |
注意報 | 測定点におけるオキシダント濃度の1時間平均値が、0.12ppm以上になり、気象条件からみてその濃度が継続すると認められるとき。 |
警報 | 測定点におけるオキシダント濃度の1時間平均値が、0.24ppm以上になり、気象条件からみてその濃度が継続すると認められるとき。 |
重大警報 | 測定点におけるオキシダント濃度の1時間平均値が、0.40ppm以上になり、気象条件からみてその濃度が継続すると認められるとき。 |
発令地域
発令地域区分 | 市町村名 |
大和平野北部 | 奈良市、生駒市、大和郡山市 |
大和平野中部 | 王寺町、天理市、香芝市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、上牧町、広陵町、河合町 |
大和平野南部 | 大和高田市、橿原市、桜井市、御所市、葛城市、高取町、明日香村 |
更新日:2023年07月07日