排水設備の管理について
排水設備の管理範囲
下水道が使用できるようになりますと、供用開始の告示をします。告示された区域(処理区域)では、3年以内にくみとり式トイレ(し尿浄化槽による水洗トイレを含む。)を水洗トイレに改造し、また、風呂・台所・手洗等の雑排水の排水設備を遅延なく設置することが義務づけられています。 次のように公共下水道は、市が作り管理する部分であり、排水設備は、個人が作り管理する部分です。
宅内排水マスの清掃のしかた
台所からの排水マスにはこのように白い 固まりがたまります。これは、油の固まったものです。放置すると排水管の詰まる原因となります。月に1から2回は掃除をしてください。
掃除の手順としては、まずエルボを外します。エルボは手で取り外すことができます。上下左右に揺すりながら手前へ引き出します。油の固まりは手で簡単にとれます。集めてゴミ袋に入れて「生ゴミ」として処理してください。
周りにこびりついた油の固まりは、手やブラシなどで取って集めてください。油こしの網などで集めると楽に出来るでしょう。すくえる物は絶対に水で流したりしないでください。管内にたまると、簡単に掃除できなくなります。
掃除が終わったらエルボは必ず元に戻してください。他のマスにもこれと同じようにして、掃除してください。排水設備は掃除などの手入れをする事により快適に機能します。月に1から2回は、掃除、点検をしてください。
正しく使いましょう 大切な下水道
「下水道は子や子孫に贈る遺産」と言われるように、下水道の管理を少しでも長く維持し、次の世代に引き継いでいくには、管路の健康を維持していくことが不可欠です。そのためには、その健康を阻害する次のようなものを管路に流さないようにお願いします。
排水設備に野菜くずや布切れ、ビニール袋、または食用の油を流さないように……
汚水管に薬品、アルコール、ガソリン類を流さないように……
水洗トイレにはトイレットペーパー以外は使わないように……
マンホールやマスにごみや土砂をすてないように……
ちょっとぐらいなら……という軽い気持ちが、みんなに迷惑をかけることになります。
更新日:2021年03月05日